知っておきたい印章の知識

ここでは意外と知らない印章の知識。

細かいことでも大きなトラブルに発展しやすいのが印章ですので、みなさんもコレを読んで注意や他の人に教えてあげて下さい。

 

 

捺印をする場所

よくある名前を書いて捺印する場合、みなさんはどの箇所に捺印しますか?

 

通常は印と書いてある場所に捺す方がほとんどだと思いますし、勧める人もそちらに捺すように促します。

 

 

ですが実際は、図のように自筆の名前に被るように捺すのが正しい捺す場所です。

こうすることで後から不正に名前を書き直す事が困難になりますし、また印影も字と被ることによって簡単に複製出来なくすることが出来ます。

 

領収書などでも会社名に被るように捺すのが正しい捺し方ですので、今まで別に捺していた方は、ぜひこの捺し方を実践してみて下さい。

 

 

正しい捺印の仕方

皆さんは正しく捺せてますか?

 

ハンコを捺すときにいつもキレイな印影にならないとお悩みの方も多いはず。

それはちゃんと正しくハンコを握ってないのが原因なんです。

 

まず画像の右側のように親指と人差指だけでハンコを握ってしまっては力が分散してしまい、綺麗な印影にはなりません。また印面が無駄に摩耗してしまう原因にもなってしまいます。

 

左側のようにハンコを人差し指の根本に当てて捺すのが、綺麗に捺す握り方。

また捺印の際はひらがなの『の』の字を書くように力をいれるとより均等に力が行き渡り、綺麗な印影になりますよ。

 

正しい捺し方で、ハンコも長持ちしますので、ぜひ試してみてください!

 

 

気軽に捺してはならない『捨印』の恐ろしさ

契約をする時に書類の欄外に「ここにもハンコを捺して下さい」と言われた経験のある人も多いはず。

これは捨印と呼ばれているもので、何も考えずに捺すと大変危険なものです。

 

捨印とは訂正印の役割を果たすもので、後に訂正があった時に再度ハンコを捺してもらう手間を省くためのもの。

捨印を捺すのは、後で文書の内容に変更があっても構いませんと言っているのと同じことです。

 

保険の申し込みなどでは当たり前にこの捨印を捺させる習慣がありますが、相手の営業マンも「書類に不備があった時に、いちいち訂正印を貰いに行く手間を省くため」と上司に言われて貰う場合がほとんどです。

 

捨印というのはよほど信頼のおける間柄でも気軽に捺すことはやめましょう。

捨印を捺したために、後で契約内容を不当に書き換えられる危険性があるためです。

契約上は捨印がなくても何ら問題はありませんので、捺すように言われた時はキチンと断るようにして下さい。

 

 

ハンコの枠を欠かさない為にも

ハンコをケースから出す時に誤って落としてしまった経験はありませんか?


実はケースにはこういった事を防止するための印が付いているのを知っている方はごく少数だと思います。



画像を見ていただけるとわかりますが、ケースを開ける金具部分の片方に線で切れ目が付いているのがわかります。
実はこれが目印になっており、この線を画像のように右上くるように持って開けると、ハンコがキチンと収まった状態で開けることが出来るんですね。


大切なハンコです。
枠が欠けて使えなくなるのを少しでも防ぐ為に、小さなことですが意識していただければなぁと思います。




浸透印について

認印としてよく用いられるようになった浸透印。
これはサンビーやブラザーなどいろんなメーカーから発売されている物で、シヤチハタのネーム9が有名です。
 
この浸透印は会社の重要な書類や登録印には出来ないんですが、理由をご存知でしょうか?
 
それは浸透印用のインクは長期保存に向いていないからなんです。
浸透印は1年を堺に薄く変色していき、数年で完全に消えてしまいます。
 
逆にちゃんと朱肉を用いたハンコは何十年、何百年と持ちます。
現によく戦国時代や江戸時代に書かれた書や掛け軸に押されている印はハッキリと残ってるのを確認できますよね。
 
そういった理由で、浸透印は簡単な書類にしか使用できないので、みなさんも十分にご注意下さい。

ハンコを捺すことによる責任

日本はデジタル化が進んだ昨今でもハンコ文化が根付いております。

 

特に仕事ではハンコを捺すことにより、仕事が完結します。

さて、皆さんはこの捺印をおざなりにされていませんか?

 

ハンコはいわゆるサインの代わりに捺すものです。

会社で捺印する場合は了承の意味あいも含みますが、多くはその仕事の責任者として捺印する場合がほとんどだと思います。

(見積書、納品書、企画書など)

 

この際に掠れり、斜めを向いたりして捺していませんか?

 

ちゃんと捺印を確認している顧客や上司は、その捺印を見てその方がちゃんと仕事ができる人がどうか見極めています。

 

 

一例を出すと、何百万とする車を購入する時、購入者は実印を捺します。

その時気軽な気持ちで捺印される方は少なく、多くはキレイな印影になるように気をつけて捺印すると思います。

しかし、その担当者から貰った用紙に掠れてちゃんと映ってなかったり、斜めになった印を見てどう思うでしょうか?

中には自分がどれだけの思いで高い買い物をしているのに、この人は適当な仕事で済まそうとしていると捉える方もいらっしゃいます。

 

しかし、捺印するときにキチンと印マットを取り出しキレイに捺印する担当者などには好感が持てるでしょう。

 

たったこれだけで?と思われる方もいらっしゃいますが、先に述べたように日本はハンコ文化なので、今でもハンコの捺し方でアナタの仕事を評価しています。

 

 

ではどうすればいいのでしょう?

けっして高いハンコに買い換えろとは申しません。今現在使用しているハンコで一度気持ちを切り替えて、キレイに捺印することをぜひ心がけて下さい。

書類に沢山捺印されている中で、キレイに印影が掠れることなく真っ直ぐに捺されている。

ただそれだけですが、とても目立ちますので生半可な気持ちでは捺印できません。

 

またこれから仕事をもっと頑張りたい人は印面のサイズを1つ上げることをオススメします。

 

最初は他の方よりも大きく目立つため捺すのにも躊躇すると思いますが、それが段々慣れてくる頃には自分の仕事にもキチンと自信が持てるようになっていると思います。

また自然と印影をもっと大きくしたいと更に自信がつくようになると、周りの評価も段違いに変わることでしょう。

 

 

また、お客さんが捺印するときによく『私が代わりに捺印しましょうか?』と申し出る方もいらっしゃいますが、決してこういった事はせず、キチンとお客さんに捺印してもらうようにしましょう。

そして、そのときに捺印する大切さなどをお伝えすると、アナタの評価もぐっと変わってきますよ。

 

 

 

印材が出来るまで -黒水牛-

左の画像は黒水牛と呼ばれるものがどのような過程を経て印材になっていくかを段階をおって展示してあります。
 
特に角印は最初に印材の大きさと面をキチンと出さないと、後半にいくほどダメになっていくとのことで、画像の上から2番めの段階で材の良し悪しが決まるそうです。
 
こうやって普段扱っているものがどのように作られているかが分かると、より深くハンコに興味が湧きますね。

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