9月に新政権が誕生し、行政改革の名の下はんこ業界にはものすごい逆風が吹き荒れています。
そんな中、10月19日付のニュースではんこ供養の映像が流れました。
ニュース映像では使用しなくなったシヤチハタを代表する浸透印が並べられていた事に違和感を感じずには要られません。
それもそのはず、はんこ供養を行ったのはIT企業という、反はんこを率先して行っている企業でした。
通常、はんこ供養とは10月1日のはんこの日に全国で行われている供養祭の事で、主に使用しなくなった実印や銀行印などを処分する際に焼納供養しています。
仕事で使う浸透印を供養祭に出すことはほとんど無い上に、毎年行っているのにも関わらず一切全国ニュースでは取り上げられることはありません。
マスコミが如何に半はんこという流れを作りたいのかがよく分かると思います。
NHKにいたっては【はんこは必要か否か】というアンケートまで実施する始末で、完全にマスコミ主体でミスリードし、先導しています。
もちろん、今回行政改革大臣が言い出したのは庁内の書類手続きで使用していた認印を廃止しようとする内容です。
それを誇張し報道し続けるマスコミには遺憾しかありませんし、そしてそれを収めようとせず、更に法律まで変更して捺印を不要にしようとする法務大臣、官房長官は即刻撤回もしくは辞任してもらいたい思いです。
コロナ禍で生活が一変してきていますが、その流れに乗じた一連の逆風に中小企業がメインのはんこ業界にはなかなか太刀打ちできませんが、これからも2000年以上続く文化を守り抜くために頑張っていこうと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。